学習発表会を見て

昨日は、長女と次女の学習発表会が小学校でありました。

日曜日ということもあり、すごい人でした~お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんまで~立ち見が出るほどのすごい人だかり~広い体育館が狭く感じたほどでした!

実は、私、子どもたちのこういう舞台、見ると涙が出てしまうんです・・・
頑張っている子どもたちの姿に感動し、そのうえ、パパが生きていれば・・・
と思うと、もう涙があふれてしまいます・・・

だから、いつも、できるだけ一人で、見るようにしています。

だって、泣いている姿を見られるのは、恥ずかしいから・・・
あ、きっと、これを見た祐子ママは、「いいじゃん、泣いたって・・・」と言いそうな気がするけど・・・(笑)

でも、子ども亡くした遺族の方は・・・

悲しみを抱いている人に、できるだけ優しく接することのできる社会になるといいのだけど・・・
私は、私のできることから始めるしかないと思っています。

自殺予防の自殺と自死

まず、はじめに、自殺予防・・・

ここでは、自殺という言葉を使うことをご了承ください・・・

自殺という言葉を自死遺族を傷つけるということは、よくわかっているつもり・・・
また自殺に対する偏見もなくならない・・・
だから、自死=追い込まれた末の死という言葉をに置き換えるべきという考え方も理解できます。
でも、一方で、自殺予防は緊急課題、自殺予防を広めていくためには、まだ自殺という言葉を使っていたいという考え方も、一定の理解はできます

言葉の持つ意味は、使う人によって、また使う側と聞く側とで異なったりもします・・・
私は、まだ自分の考えをまとめることができないため、今のところ、場面によって、言葉を使い分けるようにしています。

言葉はとても大切であると思っています。
だから、慎重に考えたい。

でも、自殺と自死の言葉があり、自殺という言葉には、使い方によって問題があり、できれば自殺という言葉を使わず、自死という言葉を使うべきとは言いたいです。

自死という言葉が広まれば、この自殺と自死の言葉をめぐる問題も少しは解決する部分はあるのではないかと思っています。

と考えれば、できるだけ自死という言葉を使うべきなんですよね・・・

でも、先日の自殺予防の講演の時には、自殺という言葉を使いましたが・・・やっぱり、言葉の問題も指摘して進めるべきなのかな・・・たしかに、あえて、自死という言葉を使うようにすべきなのかも・・・いろいろ悩み、考えながら、がんばります!

何でも、日々勉強!いろんな人の意見を聞いて、また考えを深めていきます!

そして、その後、私は、
「自死」という言葉を使うべきと考えるようになりました。
そう、遺族を傷つける言葉「自殺」は使うべきではないということ、
自死遺族に対し、できるかぎりの配慮をするためです。

言葉は配慮の文化。
難しい議論なんて、必要なんですよね、
そう思いませんか?

お手紙やメール、ありがとうございます!

本を出版してから、お手紙やメールで、多くの方々から励ましのエールをもらっています。

本当にありがとうございます!

皆様からのお手紙やメールは、私のエネルギー源です!

なかなか返信できないことも多いのですが、本当に感謝しています。

この場をお借りして、お礼申し上げます。

これからも、どうかよろしくお願いいたします。

あっという間に9月が終わる・・・

仕事に邁進し、気づけば、もう9月も終わろうとしている・・・

時が過ぎていくのは早い・・・

振り返れば、ここまでの道のりもあっという間だった感じがする・・・

今日は、子どもたちの運動会があった。

子どもたちの一生懸命な姿を見ると、胸が熱くなる。

でも、子どもを自死で亡くしたご遺族には、つらい光景なのではないか・・・そう思うと、やりきれなくなる。

先日も、自死遺族の方からご相談を受けた。また自死した人が・・・そう思うと、つらくなる。

自死する人が出ない社会にするには、どうしたらいいのだろう。

自死遺族の人が、普通に暮らせる社会にするには、どうしたらいいのだろう。

 

自死遺族の知りたいという思い

ただただ、何があったのか、知りたい・・・それだけ・・・

隠さないで教えてほしい

大切な命が亡くなったのだから・・・

そして、大切なあの人の最後の言葉を聞くことさえもできなかったのだから・・・

どうして、死ななければならなかったのか・・・わからない

大切なあの人に、何があったのか・・・何に苦しんでいたのか・・・せめて、それだけでも知りたい

でも、その思いは、なかなか届かない

なぜか、悲しい思いを、他のせいにして、責任転嫁を図ろうとしていると思われてしまう・・・

知りたいとがんばればがんばるほど・・・ますます声が届かなくなる・・・

自分を責めない遺族なんて、多分いないはずだ

あの時、自分が気づいていれば・・・そう思わずにはいられない

でも、自分を責めながらも、勇気を振り絞って、何があったのか知ろうとする遺族がいる

誰に何と言われようと、何があったのか知るために、がんばり続ける

険しい道だ

私は、そんな遺族の方の力になりたい

残された遺族は、大切なあの人に、何があったのか、周りの人たちなどから聞くしかない

だって、もう本人に聞くことは二度とできないのだから・・・

知りたいという純粋な思いが、どうか届きますようにー

 

まだまだ遠い・・・

本業と子どもの夏休み対策が忙しくて、なかなかホームページの作成が進まない・・・

子どもたちにとっては、とっても素敵な夏休み!
でも、そう思えない子どもたちもいる・・・
この仕事をしていると、どうして、こんなことに・・・って、よく思う。
私も、いろんな経験をしてきたけど・・・もっと、つらくて苦しんでいる人がいる・・・
これが現実・・・

ニュースを見ていると、ほんとに、この人たちはわかっていて言っているのだろうか?
ニュースの記事のもととなる人たちの苦しみを・・・
そして、自戒を込めて、私もよりよい弁護活動をできているのだろうかと問う。
常に考えなくてはいけない。
これが、私の仕事・・・

約束の向こうは、まだまだ向こうにある・・・

過労自殺で遺族が逆転敗訴

先日、この記事を見て、本当に驚きました・・・

しかも、大阪高裁が「長時間労働が恒常的で業務が過重とは言えない」と因果関係を否定したという・・・
そんな・・・!?
長時間労働が恒常的であるからこそ、心身の負担が増加し、ある日、耐え切れなくなって自ら命を・・・

長時間労働は過重な業務であり、心身の負担を増加させるということは、みんながそう思っている共通の認識だと思っていました・・・なのに、どうして、このような判断が・・・何か特別な事情でもあったのでしょうか?判決文を読まなければ・・・

夫なら、どう判断したでしょうか・・・夫なら、この判決をどう思うのでしょうか?

読売新聞の著者来店に掲載されました!

今日、読売新聞の著者来店に、私の本のことが掲載されました!

私の伝えたいことが書かれていて、嬉しかったです。

なぜ、こんなことに・・・
自死がなぜ起こるのか・・・

皆さんが考えてくれれば、
そのきっかけになればいいな・・・

NHK「お好みワイドひろしま」の特集

7月8日の「お好みワイドひろしま」で、自死遺族に対する私の活動が特集として取り上げられました。

番組をご覧いただいた方々には、自死遺族の方々が「愛する人の死を語れる社会に」していきたいという私の思いは伝わったのではないでしょうか。
自死に対する見方が少しでも変わって、自死の問題をみんなで考えていければと心から願っています。

編集部のディレクターさんとは、この特集番組の取材を通じて、自死の問題についていろいろ語り合うことができ、それもまた私の勉強になりました。

まずは、自殺ではなく、自死という言葉の説明から入りました。
私も、この本を書こうと決めるまでは、自殺と自死をごちゃ混ぜに使っていました。
本の中でも、当時の私の言葉として、自殺という言葉を使っています。
まだまだ自死という言葉はなじみにくいようです。

私は、自殺や自死の言葉よりも、「自死=追い込まれた末の死」ということを理解していただきたいと思っています!

NHK広島の特集は8分でしたので、私の活動のほんの一部しか番組にはなりませんでしたが・・・
弁護士として、街角相談(相談料無料)をしていた時の映像が流れなかったのは、少し残念・・・
街角相談は、弁護士や臨床心理士などの専門家が生活の困りごとについて相談に応じるもので、自死に至る原因を取り除く大切な活動だと思っています。
また、9月にも広島駅の地下広場で街角相談を行う予定です。

特集番組のディレクターさんはまだお若い女性でしたが、自死遺族のことを懸命に理解しようとがんばってくれました。
理解しようとしてくれた、その姿勢にも感謝しています。
本当にありがとうございました。

自死の問題については、本当にいろんな考え方があります。
自死に至る原因は様々ですから、いろんな考え方があって当然だとは思います。
ただ、自死に至るには、何か「原因」があるのです。
その原因があるために、追い込まれ、自死してしまうのです。

それだけは理解していただきたいと思います。

たくさんの参加ありがとうございました!

先週の自死問題のシンポジウム、満席になるほどのたくさんの参加、ありがとうございました!

自死問題について、関心を持っていただき、本当に感謝しています。
私は、自死問題についていろんな考え方があっていいと思います。
大切なことは、できるだけ多くの情報を得て、自ら考え、そして行動することです。

そのために、皆様方には、もっと、自死について知っていただきたいと思っています。

私も、まだまだこれからですけど・・・
自死遺族の方々、皆様方のご意見を伺いながら、考えていかなければと思っています。