7月8日の「お好みワイドひろしま」で、自死遺族に対する私の活動が特集として取り上げられました。
番組をご覧いただいた方々には、自死遺族の方々が「愛する人の死を語れる社会に」していきたいという私の思いは伝わったのではないでしょうか。
自死に対する見方が少しでも変わって、自死の問題をみんなで考えていければと心から願っています。
編集部のディレクターさんとは、この特集番組の取材を通じて、自死の問題についていろいろ語り合うことができ、それもまた私の勉強になりました。
まずは、自殺ではなく、自死という言葉の説明から入りました。
私も、この本を書こうと決めるまでは、自殺と自死をごちゃ混ぜに使っていました。
本の中でも、当時の私の言葉として、自殺という言葉を使っています。
まだまだ自死という言葉はなじみにくいようです。
私は、自殺や自死の言葉よりも、「自死=追い込まれた末の死」ということを理解していただきたいと思っています!
NHK広島の特集は8分でしたので、私の活動のほんの一部しか番組にはなりませんでしたが・・・
弁護士として、街角相談(相談料無料)をしていた時の映像が流れなかったのは、少し残念・・・
街角相談は、弁護士や臨床心理士などの専門家が生活の困りごとについて相談に応じるもので、自死に至る原因を取り除く大切な活動だと思っています。
また、9月にも広島駅の地下広場で街角相談を行う予定です。
特集番組のディレクターさんはまだお若い女性でしたが、自死遺族のことを懸命に理解しようとがんばってくれました。
理解しようとしてくれた、その姿勢にも感謝しています。
本当にありがとうございました。
自死の問題については、本当にいろんな考え方があります。
自死に至る原因は様々ですから、いろんな考え方があって当然だとは思います。
ただ、自死に至るには、何か「原因」があるのです。
その原因があるために、追い込まれ、自死してしまうのです。
それだけは理解していただきたいと思います。