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 自死遺族であり、弁護士であり、4人の母として、自死遺族を取り巻く問題について、気になったことを書いています。

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自殺予防の自殺と自死

まず、はじめに、自殺予防・・・

ここでは、自殺という言葉を使うことをご了承ください・・・

自殺という言葉を自死遺族を傷つけるということは、よくわかっているつもり・・・
また自殺に対する偏見もなくならない・・・
だから、自死=追い込まれた末の死という言葉をに置き換えるべきという考え方も理解できます。
でも、一方で、自殺予防は緊急課題、自殺予防を広めていくためには、まだ自殺という言葉を使っていたいという考え方も、一定の理解はできます

言葉の持つ意味は、使う人によって、また使う側と聞く側とで異なったりもします・・・
私は、まだ自分の考えをまとめることができないため、今のところ、場面によって、言葉を使い分けるようにしています。

言葉はとても大切であると思っています。
だから、慎重に考えたい。

でも、自殺と自死の言葉があり、自殺という言葉には、使い方によって問題があり、できれば自殺という言葉を使わず、自死という言葉を使うべきとは言いたいです。

自死という言葉が広まれば、この自殺と自死の言葉をめぐる問題も少しは解決する部分はあるのではないかと思っています。

と考えれば、できるだけ自死という言葉を使うべきなんですよね・・・

でも、先日の自殺予防の講演の時には、自殺という言葉を使いましたが・・・やっぱり、言葉の問題も指摘して進めるべきなのかな・・・たしかに、あえて、自死という言葉を使うようにすべきなのかも・・・いろいろ悩み、考えながら、がんばります!

何でも、日々勉強!いろんな人の意見を聞いて、また考えを深めていきます!

そして、その後、私は、
「自死」という言葉を使うべきと考えるようになりました。
そう、遺族を傷つける言葉「自殺」は使うべきではないということ、
自死遺族に対し、できるかぎりの配慮をするためです。

言葉は配慮の文化。
難しい議論なんて、必要なんですよね、
そう思いませんか?

お手紙やメール、ありがとうございます!

本を出版してから、お手紙やメールで、多くの方々から励ましのエールをもらっています。

本当にありがとうございます!

皆様からのお手紙やメールは、私のエネルギー源です!

なかなか返信できないことも多いのですが、本当に感謝しています。

この場をお借りして、お礼申し上げます。

これからも、どうかよろしくお願いいたします。

あっという間に9月が終わる・・・

仕事に邁進し、気づけば、もう9月も終わろうとしている・・・

時が過ぎていくのは早い・・・

振り返れば、ここまでの道のりもあっという間だった感じがする・・・

今日は、子どもたちの運動会があった。

子どもたちの一生懸命な姿を見ると、胸が熱くなる。

でも、子どもを自死で亡くしたご遺族には、つらい光景なのではないか・・・そう思うと、やりきれなくなる。

先日も、自死遺族の方からご相談を受けた。また自死した人が・・・そう思うと、つらくなる。

自死する人が出ない社会にするには、どうしたらいいのだろう。

自死遺族の人が、普通に暮らせる社会にするには、どうしたらいいのだろう。

 

自死遺族の知りたいという思い

ただただ、何があったのか、知りたい・・・それだけ・・・

隠さないで教えてほしい

大切な命が亡くなったのだから・・・

そして、大切なあの人の最後の言葉を聞くことさえもできなかったのだから・・・

どうして、死ななければならなかったのか・・・わからない

大切なあの人に、何があったのか・・・何に苦しんでいたのか・・・せめて、それだけでも知りたい

でも、その思いは、なかなか届かない

なぜか、悲しい思いを、他のせいにして、責任転嫁を図ろうとしていると思われてしまう・・・

知りたいとがんばればがんばるほど・・・ますます声が届かなくなる・・・

自分を責めない遺族なんて、多分いないはずだ

あの時、自分が気づいていれば・・・そう思わずにはいられない

でも、自分を責めながらも、勇気を振り絞って、何があったのか知ろうとする遺族がいる

誰に何と言われようと、何があったのか知るために、がんばり続ける

険しい道だ

私は、そんな遺族の方の力になりたい

残された遺族は、大切なあの人に、何があったのか、周りの人たちなどから聞くしかない

だって、もう本人に聞くことは二度とできないのだから・・・

知りたいという純粋な思いが、どうか届きますようにー

 

まだまだ遠い・・・

本業と子どもの夏休み対策が忙しくて、なかなかホームページの作成が進まない・・・

子どもたちにとっては、とっても素敵な夏休み!
でも、そう思えない子どもたちもいる・・・
この仕事をしていると、どうして、こんなことに・・・って、よく思う。
私も、いろんな経験をしてきたけど・・・もっと、つらくて苦しんでいる人がいる・・・
これが現実・・・

ニュースを見ていると、ほんとに、この人たちはわかっていて言っているのだろうか?
ニュースの記事のもととなる人たちの苦しみを・・・
そして、自戒を込めて、私もよりよい弁護活動をできているのだろうかと問う。
常に考えなくてはいけない。
これが、私の仕事・・・

約束の向こうは、まだまだ向こうにある・・・